
Our Story
ジェレ・ゲトルの情熱
Baker Creek の物語は、創立者ジェレ・ゲトルの幼い頃の庭づくりから始まります。
ガーデニング好きの祖母たちに囲まれ、3歳で初めて自分の庭をつくり固定種の魅力に心を奪われた少年。12歳で家族とともにミズーリ州オザークの自然豊かな地に移り住むと、その情熱は一気に加速します。世界中の珍しい固定種を集め、育て、種を通して文化や歴史に触れるこうしてジェレの「好き」は確信へと変わっていきました。
1998年、ついに彼の情熱は形になります。手作りの小さなカタログこそが、現在の Baker Creek Heirloom Seeds の第一歩でした。今では、Baker Creek はアメリカで最大級の固定種専門の種会社へと成長。世界75ヵ国以上から集められた希少な伝統品種・在来種を守り、1200〜1600種以上の野菜や花の種を扱うまでになりました。
私たちの役割は、ただ種を販売することではありません。
失われゆく品種を未来へつなぐこと。地域に根付く野菜や花の文化を守ること。そして、種から広がる豊かなストーリーを世界中の人々と分かち合うこと。
Baker Creek は、そんな思いを胸に、今日もひとつひとつの種を大切に届けています。

The Mission
ミッション
私たちのミッションは、種を守り、人のつながりを育てること。在来種を未来へつなぐのはもちろん、その種から生まれる料理や文化、そしてそこに集まる人たちの笑顔まで含めて、大切にしていきたいと思っています。
育てた ものを味わい、分かち合い、その背景にある土地や文化やストーリーを感じることは、きっと平和にもつながっていくはずです。
未来を変えようとか、大それたことは考えていなくても、 あとでふと気づいたら、「結構大切なことを自然とやっていた」ということが、ひとり一人に起これば、それを続けているだけで、世界は少しずつ変わるんだと信じています。
The Vison
ビジョン
日本でもいま、「昔ながらの味」や「その土地らしい野菜」を楽しもうという動きが、あらためて見直されています。
一代限りのF1種子ではなく、自分で採った種を翌年にまたまける“固定種”が注目され、“食をつなぎ、命をつなぐ”という文化が少しずつ息を吹き返しています。
世界中から集まった何千もの品種は、色も形も味も本当にユニーク。育てるほどに、その多様さや個性が暮らしを明るくしてくれます。ホームセンターでは出会えないような個性的な野菜たちは、ただ育てるだけでなく、種を通して世界とつながる楽しさを運んでくれます。
私たちは、この種を通して、「種を採る」「自分で育てる」「次世代へつなぐ」というシンプルで美しいサイクルを、日本でも、もっと広げたいと願っています。

